「食品の波動とは何か?」、「空気や水の波動とは何か?」、「波動と健康・美容との関係はなにか?」という基本命題に関して、これまで、経験的な見地や、ヒトの波動測定などからの発展を遂げてきました。その過程で、食品や環境がヒトに対して、高次機能を生じる仕組みの様々な知見がもたらされてきました。さらに、従来の個別現象の解析を踏まえて、食品や環境の波動を丸ごと捉えようとする動きが加速しています。これらの延長線上に、「高波動食品・環境の創出と利用」を試みることを通じて、ヒトの健康・美容に寄与しようとする機運が、国内外で少しずつ高まってきています。
この萌芽的なプロジェクトは、科学・技術のフロンティアであるばかりでなく、文化的にも社会的にも大きな広がりを持っています。そこで、「高波動食品・環境を創る」という試み、あるいは「高波動食品・環境による健康・美容の維持・回復」に関わる様々な分野の学際交流を促進するとともに、社会と科学・技術の双方向コミュニケーションを推進するための新たな研究会を立ち上げることを提案します。
なぜ、いま「高波動食品・環境を創出と利用」なのか?「栄養学的な見地および環境学的な見地からの健康・美容の維持・回復」という試みは、生命科学および周辺技術の発展段階で、その都度志向されてきました。近年では、ゲノム科学や分子生物学の進展により、食品・環境中の栄養・美容成分の細胞やヒトに対する情報が、以前に比べて飛躍的に増加しています。とはいえ、「食品・環境の波動とは何か?」「食品・環境の波動と健康・美容との関係はなにか?」というアプローチは、まだ萌芽的であり、技術革新が必要であることは言うまでもありません。様々な知を結集することが不可欠です。
これは、自然科学的観点においてだけでなく、社会や文化との関わりにおいても注目すべき広がりを持っています。「食品・環境の波動と健康・美容との関係はなにか?」を追求することは、「健康・美容の創出」を意味します。将来的には,こうした試みが私たちの生命観をゆさぶり、思想的、文化的、社会的に大きなインパクトを持つ可能性があります。とりもなおさず、「健康・美容」に対する社会や人々の考え方がどのようなものであるかを、考え直すよい契機となり、豊かで健全な社会の発展に不可欠であると確信します。
上述の現状と将来的可能性を踏まえ、高波動利用研究会を立ち上げることを提案します。研究会の目的は、第一に広範な科学・技術の学問領域の研究者に加え、生産者、科学者、技術者だけではなく、他分野の専門家や市民とともに多面的に議論・情報交換をしながら、研究・技術交流、研究・技術発表、情報・意見交換の場を提供することです。
第二に、高波動食品・環境の価値が、世界的にわかりやすく認知されることがカギになります。そのためには、波動の測定を基に審査を経て、ライセンスを付与した商品を作り出すことが重要です。高波動であることを保証することにより、希少性も増すことになります。この認証を提供することです。