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肥満・

糖尿病予防

The 2nd Edition of Food Science and Technology Virtual(2022. 4.15-16 オンライン)、

第22回日本抗加齢医学会総会(2022.6.17-19 大阪)、

統合医療機能性食品国際学会 第30年会(2022.7.9-10 札幌)、

The 3rd International Electric Conference on Food: Food, Microbiome, and Health(2022.10.1-15 オンライン)、

The 8th International Electronic Conference on Medicinal Chemistry (2022.11.1-30 オンライン; Medicinal Sciences Forum. Vol. 14: 63. https://doi.org/10.3390/ECMC2022-13270)

発表内容

― 共同研究先:株式会社 小名細胞アッセイ技術研究所 ―

開発のきっかけ

 最近、血糖値が。。。というご相談を良く受けます。血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度です。食事により、食べ物に含まれる糖質は、小腸での消化において、すい臓から分泌される膵α-アミラーゼという酵素により、多糖が二糖に分解され、この二糖がα-グルコシダーゼという酵素によりさらに分解されブドウ糖になり、血管に吸収されます(図1) [1]。血糖値の上昇が認められると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、ブドウ糖を血液中から細胞に運ぶ作用をします [2]。肝臓や筋肉では、ブドウ糖をグリコーゲンというエネルギーに変え、脂肪組織では、脂肪として蓄積されます。このインスリンの分泌が足りなかったり、効きが悪くなったりして起こるのが糖尿病です [3, 4]。

 糖尿病になると失明や人工透析、足の切断、そしてがんを引き起こすことから、何とかしなければいけないと思い開発を行うことにしました [3, 4]。

図1 糖質の消化・吸収の仕組み

糖尿病とは?

 糖尿病は、血糖値が高い状態が続くことです。これにより、血液中で活性酸素が大量に発生し、血管を傷つけることにより、血管が狭くなり、体に十分な血液が流れにくくなります [2-5]。そして、酸素と栄養素が体中に行き渡らなくなります。そうすると、足や手に痛みやしびれが出たり、皮膚が乾燥しかゆみが出たりします。さらに、血液中のブドウ糖を体外に出そうとして、頻尿、多尿、多汗やのどの渇きを覚えます。こうして、網膜症、腎不全、末しょう神経障害などの合併症を引き起こすことにつながります。最終的に、失明や人工透析、足の切断、そして心筋梗塞、脳卒中、さらにがんを引き起こすことが知られています。

 糖尿病の原因としては、肥満、不適切な食事(赤肉、加工肉の過剰摂取、食物繊維の不足)や、過剰飲酒、運動不足、ストレス、睡眠不足、喫煙などの生活習慣の乱れが挙げられます [2-5]。

 糖尿病では、肥満の人に加え、最近は内臓の周囲に脂肪がたまる内臓脂肪型肥満の方の割合が増加しています [2-5]。アジア人は欧米人と比べるとインスリンの分泌能力が低く、軽度の肥満でも糖尿病を発症します [6]。食べ過ぎや運動不足などで内臓脂肪が蓄積すると、インスリンの働きを良くしたり、食欲を抑制したりする善玉のアディポサイトカイン(アディポネクチン、レプチンなど)の分泌が減り、インスリンの効きを悪くしたり(インスリン抵抗性)、血栓を作ったりする悪玉(TNF-α、PAI-1など)の分泌が増えます [7]。インスリン抵抗性が発生しても、すい臓は血糖値を一定に保つために、よりたくさんのインスリンを分泌します。しかし、やがて疲弊し、インスリンの分泌が悪くなります。その結果、血糖値が下がらず高い状態が続くという、負のスパイラルに落ち、糖尿病の発症となります。

 また、最近は隠れ高血糖(糖尿病)といって、食後の2-3時間は高血糖で、それ以外は正常値まで下がるというものもあります [8]。のどが渇きやすい、手足の先が冷える、食後の眠気が強い、などの症状があれば疑ってみるべきです。

肥満・糖尿病を予防するには?

 肥満・糖尿病を予防するには、まず食事は食べ過ぎないことです [9]。エネルギーの摂り過ぎは肥満を招きます。栄養のバランスを良くする。糖質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルの多い食品で、3食を規則正しく食べることが肝心です。間食をしない、野菜や海藻などから食べる、ゆっくり食べる、アルコールはほどほどにする、なども重要です [10]。

もちろん、適度な運動も必要でしょう。

 でも、糖質美味しいし止められない、っていう人、多いですよ(自分も。。。)。これには理由がありました。これまで科学的には、糖質に関する味覚は、糖(分子)による甘味だと考えられてきました。ところが、甘味を感じる味蕾(みらい)の受容体をブロックしても、デンプンの味を、白米、パンやパスタのような味に感じることが最近判明しました [11, 12]。これが甘味、酸味、塩味、苦味、うま味に続く、第六の味覚として注目されています。つまり、糖質の味が好きな人がいて、当然なかなか止められない、ということです。

 では、どうすれば???

 そこで、食べても糖質が分解されず、吸収もされず、インスリンの分泌を良くし、インスリンが効果的に働くようにする食べ物はないかと調べてみました。すると、まず菊芋が出てきました [13]。菊芋に多く含まれるイヌリンは、糖の吸収を抑え、さらに大腸中の善玉菌がイヌリンを食べて増殖、活発な発酵により短鎖脂肪酸を作ることにより、インスリンの分泌を、良くすることが報告されています(図2)。残念ながら、糖質の分解酵素を抑えるのとインスリンを効果的に働かせる機能はないようです。納豆やオクラなどのネバネバな水溶性食物繊維を含むものも同じような感じです [14, 15]。次にサラシアが出てきました。サラシアは、糖質の分解酵素であるα-アミラーゼとα-グルコシダーゼの働きを抑え、糖質の分解・吸収を抑制します [16]。ただし、他の機能はないようです。できれば全部の機能が欲しい。。。さらに、美味しくて、例えば免疫が上がるなどの、他の効果もあればもっと良いのに。。。そこで浮上してきたのが、ジャンボリーキ(フレンチガーリック)です。

図2 イヌリンの血糖値への作用

ジャンボリーキ(フレンチガーリック)とは?

 ジャンボリーキは、フレンチガーリック、ロシアンガーリック、エレファントガーリック、ジャンボガーリック、ジャンボニンニク、ワイルドリーキ、無臭ニンニクとも呼ばれる、ネギ属に属する植物です [17-24]。ニンニクとは別の種で、西洋ネギと呼ばれるリーキと同じ種の別変種です。地中海沿岸地域原産で、紀元前3,000年から伝統治療薬として使用されています。薬効は普通のガーリックよりもはるかに高く、肥満・糖尿病・動脈硬化予防(食後の糖質の分解・吸収抑制、コレステロール低下)、肝機能向上(アルコールの吸収を抑制し肝臓強化)、抗菌、抗炎症、遺伝子の変異抑制、免疫力アップ、毒素の中和、強壮、抗がんなどの作用が報告されており、「魔法のハーブ」と呼ばれています。

 ビタミンA、CおよびE、ミネラル類、葉酸、食物繊維を豊富に含んでおり、アミノ酸、ポリフェノールは普通のガーリックよりも多く、栄養もたっぷりです。においのもとである「アリシン」が普通のガーリックの60分の1程度と少ないため、においが残りにくく胃痛や腹痛の心配もなしのようです。特に注目なのが、「イヌリン」という水溶性の食物繊維です(図2)[25, 26]。イヌリンとその分解物のフルクトオリゴ糖は、腸内で善玉菌の生育促進が知られています。さらに、糖質の分解を遅くし、吸収を穏やかにし、コレステロールを低下させるため、ダイエット対策として利用されています。この成分は、菊芋で有名になりましたが、なんとフレンチガーリックには、同じ割合でこのイヌリンが含まれています [13, 25]。このため、体形を気にされる方には最適です。また、普通のガーリックには少ない、「サポニン」という生薬成分も多く含まれています [20, 27]。これらが「魔法のハーブ」と呼ばれる理由です。

ジャンボリーキ(フレンチガーリック)の能力を食後の糖質の分解・吸収抑制に最大限に活かすには?

 ジャンボリーキ(フレンチガーリック)の球根(りん茎)は赤ちゃんです。初夏に出来た球根は眠りにつき、秋になるとめざめて発芽し、また眠りにつきます [28]。冬を越え春になると再び眠りからめざめ、芽を出し球根は肥大し成長します。このため、ジャンボリーキ(フレンチガーリック)の成分は、眠っているときは、雨が降っても流れ出ないように、水に溶けにくい形です。これが眠りからめざめると、成分を水に溶けやすい形に自分自身で変え、自分の成長に使います [29]。この際、糖質、タンパク質、脂肪などを分解して、糖、アミノ酸、脂肪酸、ミネラル、成長ホルモン、修復ホルモン、さらに芽が出る準備のため病気を防ぐため免疫を上げる成分も作ります。

 ヒトでも同じで、水に溶け難いものは、体の中で水に溶ける成分に変える必要があり、効率が悪く、毒性が出やすくなる場合もあります [30]。

 抽出物やエキスも悪くないですが、やはり食品のままできれば摂取したいと考えました。

どうやってめざめてもらおう?

 めざめが同時じゃないと成分が不均一になってしまう…そこで、ジャンボリーキ(フレンチガーリック)を独自開発グランディール製法™により2日で迅速・同時にめざめてもらい、赤ちゃんの生命力の成分を作ってもらいました。その後、1片まるごと加熱してからフリーズドライしました(図3)。

 めざめさせることにより栄養成分、うま味の増加にも成功しました。さらに、アリシンは加熱によりスコルジニンになり [31]、毛細血管の拡張や細胞増殖促進効果が報告されており [32, 33]、美味しい上に健康・美容に貢献することが期待されます。

図3 迅速・同時休眠打破ジャンボリーキ(フレンチガーリック)スキーム

迅速・同時休眠打破ジャンボリーキ(フレンチガーリック)球根の食後の糖質の分解・吸収抑制効果

 経口投与(食べること)を想定した、迅速・同時休眠打破ジャンボリーキ(フレンチガーリック)球根の食後の糖質の分解・吸収抑制効果を、膵α-アミラーゼとα-グルコシダーゼの二つの酵素活性の活性が下がることにより試験しました [34, 35]。

 この結果、まず膵α-アミラーゼでは、迅速・同時休眠打破させていない(未処理)ものを加熱・フリーズドライしたサンプルでは、コントロールに対して6.5%ほど、酵素活性を抑制する効果が認められました。これに対して、迅速・同時休眠打破したものでは、抑制効果が増強され、12.5%と、通常のものに対して、約2倍の効果が得られました(図4)。次に、α-グルコシダーゼでは、同様に未処理のものでは9.1%、迅速・同時休眠打破したものでは、抑制効果が増強され、14.6%と、通常のものに対して、約1.6倍の効果が得られました(図5)。これらにより、迅速・同時休眠打破ジャンボリーキ(フレンチガーリック)球根の食後の糖質の分解・吸収抑制効果(食後高血糖予防効果)が認められました。

 さらに、前に記したように、ジャンボリーキ(フレンチガーリック)には、イヌリンが菊芋並みに含まれています [13, 25]。このため、イヌリンが糖質を包み込むことにより、糖質の吸収抑制効果は上がり、さらにイヌリンはインスリンと食欲抑制ホルモンの分泌を良くすることが報告されており(図2)、ダイエットと高血糖の予防にもつながります [25, 26]。

 そして、なんと、ジャンボリーキ(フレンチガーリック)には、アリインやS-アリルL-システインなどの有機硫黄化合物が含まれ、インスリンの生産と効果をともに促進する作用が報告されており、血管からの糖の排出が促進されます(図6) [36, 37, 38]。さらに、迅速・休眠打破ジャンボリーキ(フレンチガーリック)球根では、ガーリックと同様に、発芽準備に伴いイソアリインの蓄積、それに続くイソアリインとアリインの反応によると考えられる緑変が認められました(図7)[39, 40, 41]。このため、イソアリインからも他の有機硫黄化合物と同様の効果が期待されます [36, 37, 38, 42]。

 さらに、サポニンも多く含まれるため、インスリンの効果を上げることも推測されます [20, 27, 43]。

 以上をまとめると、迅速・同時休眠打破ジャンボリーキ(フレンチガーリック)球根には、糖質を分解する酵素の働きを抑制し、分解・吸収を妨げ、インスリンの生産と効果を促進し、食欲抑制ホルモンの分泌を促す、と結論されます(図8)。このような多岐に渡る効果が一つの食品で得られることはこれまで珍しく、「魔法のハーブ」の高機能化を濃縮も、抽出もせず、食品のままで成功しました。迅速・休眠打破ジャンボリーキ(フレンチガーリック)球根を食べることにより、糖質ダイエットと食欲抑制による肥満予防効果とともに、血糖値を下げる作用により、糖尿病の予防効果が期待されます。

図4 迅速・同時休眠打破によるα-アミラーゼの酵素活性変化

図5 迅速・同時休眠打破によるα-グルコシダーゼの酵素活性変化

図6 有機硫黄化合物の血糖値への作用

図7 迅速・同時休眠打破ジャンボリーキ(フレンチガーリック)球根

図8 迅速・同時休眠打破ジャンボリーキ(フレンチガーリック)球根の血糖値への作用

迅速・同時休眠打破ジャンボリーキ(フレンチガーリック)球根

 濃縮も抽出もせず、長い食習慣のある食品そのままで、安心・安全な高機能化に成功しました。

 年齢とともに低下していく若々しさや、健やかさ。これをフレンチガーリックの赤ちゃんの生命力が、体本来の力に働きかけて、若々しく、健やかな人生のメンテナンスのお手伝いをします。

 九州産のフレンチガーリックのみを使用しています。

 現在、研究を続けておりますので、データが出ましたら更新致します。

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